Laspの舞台写真

Lasp舞台写真株式会社

フィルム時代の作品を少々。

かつて フィルム時代に撮った舞台写真を 幾葉か 紹介します☆
フィルムの時代は、36枚ほど撮ったらフィルムを交換しなくてはならず、それでシャッターチャンスを逃すことがないよう、残り枚数を見ながら撮るタイミングを考えてシャッターを押す、大変な「駆け引き」をしながらの撮影でした。
フォーカスも、いまのように高精度なAFがない時代でしたので、基本的にマニュアルです。露出も、ファインダー内の露出計を見ながらのマニュアル露出です。
そしてモノクロフィルムは、自分の狙う黒の締まり具合に応じた現像液を選び、現像液の温度を選び、露光加減に応じた現像時間で現像する。現像したフィルムの乾燥が終わったら、6コマごとに切る。そして暗室で、まずベタ焼きをプリントする。それをルーペで見てOKカットを選ぶ。選んだカットを、ふたたび暗室で引き伸ばし、焼く。露光した印画紙を現像液に浸け、狙った濃さになったら停止液に浸けて現像の進行を止める。それから定着液にしばらく浸けて完了。定着したら、光に当てても大丈夫なので電気を点けて出来栄えを確認する。そしてふたたび引き伸ばし機で、コントラストの異なる印画紙から最適なものを選んで露光をやり直す。その際、部分的に覆い焼きや焼き込みも行って、効果を付けていく。
こんな作業を繰り返して一枚の作品が完成する。
まったく同じものを二枚焼くことはなかなか出来ない。

苦心して出来上がった一枚が世界にたったひとつの作品。
いくらでもUNDO、REDOができてCOPYができるデジタル画像とは、そこが決定的に違う。

そんな作品のいくつかを。。

 

 

 

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「短歌絶叫コンサート」で有名な 福島泰樹。吉祥寺 曼荼羅 にて。

上の写真は、「短歌絶叫25周年記念 中原中也」(VHS) の表紙に使用されました。
下の写真は、個人的に気に入っているものです。

 

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Canon EOS-1, Ilford HP5 plus)

 

 

 

 

演劇の写真も多く撮りました。
下の写真は、専属で撮影していた劇団「榴華殿」の舞台です。

作品は『ホロコースト』 作・演出 川松理有 (湯島聖堂特設テント)

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(Pentax 645, Ilford HP5 plus)

 

 

 

 

そして最後にカラー作品、寺山修司直系の劇団「万有引力」の舞台です。

作品は『大疫病流行記』 作:寺山修司 演出:J.A.シーザー(新宿スペースゼロ)

 

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(Canon EOS1, Kodak Ektapress1600)